パパにはないママだけの特権

ぐずり対策で、最も効果的なのがママからもらう母乳でしょう。まだ抱っこの月齢の場合は、とにかくぐずったらおっぱいをあげちゃう、というママも多いのではないでしょうか。 大人に当てはめて考えてみると、それほど空腹でもないタイミングで食事を出されてもテンションはあがらないでしょうし、不機嫌な気分がなおるわけでもないでしょう。でもこれが赤ちゃんの場合には効果てきめん。30分前に飲んだばかりなのに、ママの母乳を飲んでリラックスする赤ちゃんにとって、母乳はどうやらただの食事ではなさそうです。

 

そもそもぐずっている赤ちゃんにとって、「母乳をもらう行為」ってどんなものなのでしょうか。ここでは、栄養補給以外の面から母乳の持つ力を探ってみたいと思います。まず、母乳には赤ちゃんだけに効く、強力な精神安定剤的な力が秘められています。いくつか理由があるのでご紹介しましょう。まず授乳をする際の姿勢ですが、ママがぴったり密着しないと母乳をあげることは出来ません。ぴったりくっつくと、体内で10ヶ月間もの長いあいだ慣れ親しんだ、ママの鼓動とリズムをまた感じることが出来るのです。そして心から安心します。大人でも、不安だらけの状態のときには食欲もわきません。これは赤ちゃんも同じ。安心してから母乳を飲みたがるのだそうです。また、多い時では1、2時間ごとの授乳によってママとのスキンシップは当然多くなります。よく触れ合うことで、親子の信頼感の醸成にもつながります。一説には、安心しきって育つ子供は、将来親思いになる確率も高いとか。

 

次にママにとって「母乳をあげる行為」とはどういうものなのか、ちょっと考えてみましょう。赤ちゃんのぐずりが止められるだけではなく、おっぱいをあげることはママにとってもちゃんとメリットがあります。吸われることで分泌されるプロラクチンという乳汁分泌ホルモンによって、ママは母性が深まって我が子を愛おしいと思うことが出来るのです。愛おしいと思われている赤ちゃんは安心して、あまりぐずる必要のない環境が出来上がります。

 

と、母乳のメリットは多大ではありますが、まあこんなにうまく全てが行くとは限りませんよね。母乳の出の良し悪しもありますし、生まれながらによく泣く子だっています。環境が整っていたってそれほど親孝行されなかったわ、なんてこともあるでしょう。そしてもちろん、ミルクで赤ちゃんを育てるママだってたくさんいます。母乳でないからと言って母性がないわけでは決してないので、赤ちゃんもしっかり問題なく育ちます。ただグズリ対策の面から見ると、ミルクよりも母乳の方が効果的なのは確か。子供に吸ってもらうことで乳腺が開き母乳が分泌され始めるので、おっぱいマッサージと一緒にトライしてみるといいかもしれません。助産院や病院でも指導してくれます。

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